Hiro's page

Water Planet 〜水の話〜
ある「水」のはなし

最近「水」について話し合うことが多くなった。

国際イルカ・クジラ会議への関わりを通して実感したことのひとつに、彼等が棲む「海」=「水」の重要さということがあった。 7:3という海と陸地の比率を考えても青い地球の青はまさに海という水の色だし、実際、「地球」という呼び名さえ、いかにも人間らしい近視眼的な呼び名と感じてしようがない。
そんなことを考えながら 『ときをこえて』 という僕等のオリジナル曲を創っているときに 「地球」 ではなく 「いとしいあおいほし」 という言葉が自然に浮かんできて、それを歌詞に加えた。今僕はこの言葉が気に入っている。

さて、本題に入ろう。 私達のように都会の与えられた環境の中で暮らすことに慣れてしまうと、たかが無色の 「水」 という液体がどれだけ我々の身体に影響を与えているかなどとは特にじっくり考えることがない。 しかし、水道の水を飲んで 「この水まずいな」 と感じたり、逆にたまたま本当に美味しい水を飲んだりしたときにちょっと問題意識をもって考えてみると、実は水こそが生命体にとって最も基本的で重要なエネルギーなのだということを改めて認識させられることになる。

僕は今から2年程前にある 「水」 に出逢ったことがきっかけで、自分の体内に入れる水について真剣に考えはじめた。
ある晩、妹が自分用に冷やしてあった 「仙人秘水」 というその水を冷蔵庫から拝借して飲んでみたのだ。 これは本当にうまいと思った。 うまいというよりむしろ 「気持ちよい」 という表現のほうが当たっているかもしれない。
聞けば、この水は釜石鉱山の地下鉱脈に湧く水で、数十年前に降った雨が永い年月を経て濾過された、いわばAgedの水だという。 更にこの 「仙人秘水」 は日本で数少ない、殺菌処理をしないで販売できる自然のままの水だというのだ。
僕はその水をたった1回飲んだだけだったが、なんというか直観的にこの水と一生つきあうぞ!と心に決めてしまった。 とりあえず注文をし、そして言われるままにいろんな実験もしてみた。 少しもったいないと思いながらも花瓶の水をこれに変えてみると、本当に花が長持ちする。 枯れそうになっていたプランツにかけてやると数日で持ち直すのだ。 これは本当のはなし。
とにかく、その水が届いてからというもの、毎日、朝一杯の水を飲むのが楽しみになった。 帰ってからこの水で紅茶を入れるのが待ち遠しくなった。 他のどんな水も飲み物もいらなかった。 周りの友人にも紹介して、皆、とても喜んでくれていた。

ところが数カ月たったある日、私のもとに1通の手紙が届いた。
「仙人秘水」 の販売元からで、なんでも一連の混入物騒ぎで 「仙人秘水」 の中にも混入物が発見され消費者からクレームがついた為、製造を中止する。というものであった。 あまりにも突然のその通達に、納得できなかった私はすぐ製造元に連絡をしてみた。
すると次のような説明があった。 「仙人秘水」 に確認された混入物に関して調査した結果、製造現場でフィルターを交換する際にフィルターに付着していた微細な藻が一緒にボトリングされ、それがボトル内で約0.5ミリに成長して混入物として発見された、ということが解った。 飲料水の衛生状態としては何の問題もないのでフィルターの交換作業を改善した。 但し、一連の混入物騒ぎの渦中に巻き込まれてイメージが悪くなった為、病院等の施設に配給する以外は当分の間出荷をひかえる。ということだった。
なんということだろう。 衛生上何も問題が無いのなら、販売を継続するのが商品を開発した企業の責任ではないだろうか? 僕はこの水を一生飲み続けると決めたんだ。 日本の自然の水を我々は飲む権利がある。
そう感じた私は、その販売元と製造元あてに手紙を送った。 その内容に興味のある方はその手紙を参照頂きたいが、Anyway、結果的に私の手紙は販売元の責任者の手に渡り、恥ずかしながら 『仙人だより』 という雑誌に紹介されて、それから数週間後に無事 「仙人秘水」 の販売続行とあいなった次第である。 めでたしめでたし・・・。

最後に、これは最近ある人に聞いた話だが、我々人間の身体も 「地球」 と同じく約7割が水分であり、実感はないが、我々の身体はいわば水を入れたビニール袋の中に骨やら内蔵やらの個体が浮かんでいる・・といった状態に近いという。 そして水はエネルギーとして大変な栄養を身体に供給しているだけでなく、常に細胞の間を流れ、身体の中の毒素や不純物を洗い流す役目をしているらしいのだ。
ところが、水道の飲み水は殺菌処理をされ栄養もなくなり、加えて人工的に味付けをした飲料などを摂取することにより、毒素や不純物を洗い流すどころか毒素や不純物を体内に貯め込むことになってしまっているという。 その結果、一番影響を受けるのが肉体のパーツで言えば 「眼球」 であり、また妊婦の羊水の汚染による新生児への影響だそうだ。
極端な言い方を許されるならば、今の食生活を続けてゆく以上、若い女性の羊水は泥水のように汚れ、そこに浸かった新生児にアトピー、その他多くの弊害があっても何の不思議もない。ということなのだ。
家の近くに湧き水でも湧いていて、自由に飲むことの出来る方には何の問題もないことだが、都会に住む我々には本当に大問題である。 しかしこれも今迄、我々自身が便利で豊かな都会生活を作ってきたひとつのの弊害であることを結果として認めざるを得ないだろう。

世の中には「美味しい水」という商品が多く存在する。 それぞれ自信を持って商品化しているわけだから、各人がそれぞれ好きな水をみつければよいと思う。 ただ、僕の経験上言わして頂ければ、この「仙人秘水」という水が抜群に旨い。
興味のある方はインターネットで注文できるので一度試されてはどうだろう。 但し、夏場の水不足の時などには病院などへの出荷が優先されるので品薄になることもあるということをご了承願いたいとのこと。

Hiro川島

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